タイトル | 闘人魔境伝ヘラクレスの栄光 |
機種 | ファミコン |
メーカー | データイースト |
■Review■ |
ヘラクレスの栄光は「メタルマックス」と並ぶ今は亡きデータイーストを代表してたRPGだ。まぁ人気があるのはいきなり化学反応を起こした3と4で一作目はバランス悪い、ヒント少ないと非常に微妙なゲームなわけでデータイーストからも無かったことにされていた(過去形)作品だ。 しかもそれは会社からだけでは無く。ユーザー側からも3と4の高い評価はググレば多数見つかるが1最高って評価はほとんど見たことは無い。 こんなヘラクレスの栄光ファンからも不評な一作目はどんなゲームなのかリアルタイムで説明してみる。 まずゲームスタートしたら説明の一つも無く街に投げ出せれているんで武器屋で装備を整えて情報収集を始める。 店を回ってみると武器屋の他に八百屋、魚屋、と普通のRPGでは見かけない店があるが(同然品物を買うことも可)ほとんど役立たずなんで行く必要は無い。(一応あるものはあとで役に立つが…) その後町の人々の会話の結果南側の出口から次の町ペルラへ向かう事に。実はろくに話を聞かずに北側の出口から脱出し即死したのは秘密だ。まぁそんな情けない暴露は放って置く 因みにこのゲーム古いゲームなんでパスワード製なのだがそのパスワードがペルラの町でしか聞くことが出来ないのだ。昔のゲームなんで文字数制限のために一箇所しかパスワードが聞けないのはまだ許せるが(ドラクエ1もそうだったし)それなら始めの町でパスワードを聞けるようにしろよと声を大にして言いたい。 これはプレイ早々全滅したら潔くリセットしろって無言のメッセージか? さらにペルラに向かう途中に中ボスがいてそいつを倒すためのレベル稼ぎで20〜30分必要だ。もっとプレイヤーの身になって早くパスワード聞かせて中断させてよれよ。親が飯の時間と呼ばれてもパスワードが聞けずに泣く泣く電源を切った子供達の姿が沢山見えるよ…(幻影です) 実は抜け道がありこのゲームは一部除いたボス以外は簡単に逃げることが可能なんで、レベル稼ぎを放棄してさっさと進めていいのだが個人的にはレベルを上げてボスを撃破して欲しい。 レベル稼ぎも終わりペルラの町に到着したので早速パスワードを取る。あ、そういえばこのゲーム、パスワードを使って再開するとボスは復活しイベントは全部初期化される愉快なバグ付きだ。星をみるひとに対抗出来るねこの部分は。 さらにパスワード作りが甘いのか適当に文字を打っても当たる事があり。その場合の多くはアイテム欄にモンスターやバグアイテムが多々存在しプレイヤーを混乱させてくれる。この適当パスワード撃ちがこのゲームの半分を占めていると言っても過言でない。 折角なんでひとつだけパスワードを紹介してみる 「はんしんがゆうしようすることはありえないよ」(阪神が優勝することはありえないよ) このパスワードでレベル28でゼウスの剣(何故か二つあるが気にしてはいけない)ゼウスのよろいを装備と中々の強さだ。因みに阪神が優勝した2003年にデータイーストは破産した。これは何か因果関係でもあるのだろうか?(ありません) そんなどうでもいい話をしている内に町内に祠があるので入ることにそして敵が登場。 ヘラクレスの攻撃 アレックスタウに1のダメージ アレックスタウの攻撃 ヘラクレスは63のダメージを受けた おびただしい りゅうけつ! ヘラクレスは そのばに くずれおちた やがて しずかに めを とじて えいえんの ねむりに ついた 因みにこのアレックスタウ中盤以降に出てくる敵だ。その中盤に登場する敵がゲーム開始一時間で登場するのは非常に納得できない…。あ、この祠中盤以降にクリアする場所と思ってる人いるかもしれないけど全くそんなこと無いから。これだけは言っておく。 仕方ないんでアレックスタウが出た場合は逃げる事にした。 >>アレックスタウが現れた、 っピ(逃げるを選択) 逃走成功 >>アレックスタウが現れた、 っピ(逃げるを選択) 逃走成功 >>アレックスタウが現れた、 っピ(逃げるを選択) 逃走成功 こんなに逃げまくったのドラクエ2(当然FC)のロンダルギア以来だぜ… このゲームは逃走の成功率が高く設定されてるんで(逃げるの推奨しているのか?)何とか祠の奥まで行けるが失敗したら一撃で殺されるので気が気じゃないぜ…。 しかしその地獄もこの祠の奥にあるひむろの器を取るまでの辛抱だ。これさえ手に入れればアレックスタウは一撃で倒せるようになるんだ。言ってて酷いバランスのゲームだと思うが気にしないことにする。しかもこのアイテム何度も使用可能なんでこれまで逃げまくった分倒しまくるぜイエーイ。 しかしこのアイテムを使用するとHPが減少するのを忘れていて調子に乗りすぎて雑魚にやられてしまった…。うんここで中断しよう(本音もう嫌だ) つーわけでここからはシステム関係の話しに入る。このゲームの主人公ヘラクレスは実は魔法が使えない(しかも4までずっと)しかも今作は仲間が無くヘラクレス一人しかいないので己の肉体一つで戦う非常に漢らしいゲームになっている。 この時点では攻撃のみの単調でつまらない戦闘と思うかもしれないがこのゲームは少し毛色の違った戦闘システムを使っているのだ。その戦闘の説明に入る。 このゲーム中の武器には方手持ち&両手持ち、属性(ある敵に効果を発揮する)、等の概念があり。武器は一度に3つまで装備が可になっているので攻撃力の高い敵相手には片手持ちの武器でや水中の敵なら矛で攻撃、等の駆け引きが存在するのだ。この独特なシステムによって攻撃だけの戦闘に駆け引きが生まれ非常に楽しめるのだ。 ただし元々の戦闘バランスが悪く(アレックスタウ等)駆け引き以前に一撃で殺される場面が多々あるのであまり意味を成さないのが非常に悔やまれる。 武具の独自システムはこれだけでは無く。耐久力がありこれが0になると消滅壊れてなくなるのだ。これだけならGBのサガと何ら変わりは無いがこっちの場合は鍛冶屋が存在し武具を修復してくれるのだ。因みに壊れた武具は修理不可能なので気をつけよう。 しかも5000Gを払うと鍛冶屋を雇うことが可能になりその場合は戦闘が終わるたびに耐久力が回復しコスト面や面倒くささが無いので早めに雇うことを推奨する。まと鍛冶屋を雇うと仲間になるのではなく道具になるのでその点を覚えておいてくれ。当然道具なんで捨てることも売ることも可能だ(4000G)。ストレスがたまったときは後半の洞窟の奥深くに捨てるとストレス解消になるかも知れないぞ。(鍛冶屋に行けば何事も無かったように戻ってきているので逆にストレス増大) ここまで微妙にこき下ろした感じになっているが管理人はこのゲームの妙な魅力が癖になり非常に好きだったりする。このゲームを知らなかった人もヘラクレスの栄光は3と4しか知らない人も一度このゲームを手にとってシュール(不条理)な世界を体験して欲しい。 レビューに戻る TOPに戻る |
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