タイトル ガイアレス
機種 メガドライブ
メーカー 日本テレネット

■Review■
日本テレネットのソフトは大概ビジュアルだけは気合が入っている。このソフトも例に漏れず10分近いオープニングデモがあり並々ならぬ気合が入っている。

ただし俺はシューティングにはそこまで大層なシナリオやオープニングはいらないがモットーだ。実際一回見たら満足し次回からは見ることも無くゲームを始めるようになった。エンディングにも長いビジュアルがあったはずだがすでに忘却の彼方だ。まぁオープニングデモなんかはどうでもいいのでゲーム内容に話すを移す。

ガイアレスはメガドライブから発売された。B級横シューティングだ。基本的には普通の横シューだがパワーアップのシステムが特徴的だ。

自機にはWOZと言われる「R-TYPE」のフォースのような物を装備していて、コレを敵に投げつけることで敵の攻撃を学習し、自機の武器を敵と同様の武器に変更することが出来る。また同じ攻撃を装備している敵にWOZを投げつけることで武器のレベルアップが可能だ。このWOZのシステムのお陰でやられてもすぐパワーアップ出来るので復活が結構容易に出来るので重宝するシステムだ。

ただし敵ごとに、どのような武器が手に入るか覚えていないと折角のいい武器が弱くなり、難易度檄高になることもあるので安易にWOZを飛ばすのは危険だ。敵ごとに手に入る武器をしっかりと理解することが必要だ。あとWOZの辺り判定が小さいのかWOZが外れる事が多く。その間に敵にやられることが結構あった。まぁこれは俺が下手なだけかも知れないが…

またグラフィックの気合の入れようはかなりの物だ。ラスタースクロールや高速スクロールを駆使したグラフィックは同時期に発売した「サンダーフォース3」にも負けないほどの美しさだ。特に三面のボスのグラフィックは必見だ。

ただしオープニングを見る限りはSFの設定なのに、何故かギロチン等の西洋の拷問部屋ステージなどが配置されているなど大分世界観が狂っているのが非常に気になる。つーか戦闘機にギロチンでお出迎えって考えが凄すぎる…しかしそんな狂いっぷりが最高だ(誉めてます)

音楽の出来も非常に良い。あぁ今、俺はシューティングゲームをやっているんだと盛り上げるノリの良い音楽たちはプレイしていて不快感は全く無い。むしろ快感だ。


ここまでは隙の無いゲームだ、だがしかし唯一にして最大の欠点がある。このゲームは開発期間が足りなかったのかバランスが物凄く無茶苦茶で難易度がべらぼうに高いのだ。ただでさえサンダーフォース3同様に覚えてなきゃ即死ってパターンが多いのに、ガイアレスの場合知っていても死んでしまうことが多々あるのだ。こんなバランスは、はっきりいって大問題だ。序盤だけはパターンを覚えればさくさくプレイできるのだが4面辺りからおかしくなってきて5面以降はクリアは無理って程の難易度だ。10分近いビジュアルを作ってる暇あるならゲームバランスを調整しろよテレネット!!!

こんなゲームなので俺は情けないことにコンティニューを駆使しても数回しかクリアしたことが無い、今回のレビューにあたって久々にプレイしたら4面のボスが倒せなかった…。つーかあんなの倒せるかボケ!!!つー訳で、途中からは裏技の無敵モードでクリアしたよ…はぁ超情けねぇ。

一応難易度設定があるが簡単と凄く難しいの二つしかない。洋ゲーじゃ無いのだからもっと難易度の幅広げてくれよ…。しかも開発期間の足りなさの影響は難易度だけではなく後半ステージの手抜きっぷりにも現れていて、後半のステージはボスラッシュでお茶を濁す等の手抜きっぷりだ。あとラスボスの弱さも必見だ。4、6、7面のボスが異常に強いだけに気合入れて戦うと拍子抜けすること間違い無しだ。あっけなくて涙がとまらねえや

この様に考え抜かれたシステム、美しいグラフィック、カッコいい音楽を全て台無しにする難易度でB級シューティングとなってしまった本作で、下手をするとクソゲーと一蹴されるかもしれない。

でも別に俺は気にしない、このいろんな意味で狂ったゲームが大好きだからだ!!!、別に強要するつもりは無いが一度この狂った難易度を体験してみるのもいいかもしれない。


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