タイトル バズー!魔法世界
機種 スーパーファミコン
メーカー HOT-B

■Review■

このゲームはクソゲー扱いする人がいるくらい本当に評判が悪い…。

しかも開発会社があの凶悪RPG「星をみるひと」のホットビィと腐臭たっぷりの状態だったので俺も一生プレイすることが無いと思っていたのだがパッケの山田章博の美麗な絵に惹かれ思わず購入してしまった。

今までの経験上絵に惹かれて購入すると痛い目に遭うのはエロゲーで散々経験しているので全く期待しないで暇つぶし感覚でプレイしてみたんだが・・・・・・意外と面白いぞ。このゲーム

あくまでも意外と面白いで、ゲームの出来としては正直微妙だ。ゲームバランスの調整がイマイチで敵が強く10回以上全滅したし(しかもセーブした所からやり直し)、ダッシュすると一瞬でエンカウントするし(多分開発途中に無理矢理入れたんだろうなぁ…)、戦闘にかなり時間がかかるし(距離の概念があるので前進するだけで一ターン使用する。)序盤の主人公が弱すぎて率先して死ぬ(魔法使いを目指している状態なので魔法が使えない)等、結構粗が目立つ。

確かにエンカウントは高いがもダッシュしなければちょっと高く感じる程度だし。これ位ならファミコン時代のRPGと思えば十分許容範囲だ。

戦闘に関しても距離の概念を取り入れた結果、魔法の使えない序盤はただ時間がかかって面倒くさく主人公が滅茶苦茶弱いので思わず挫折しそうになるのだが、魔法が使用可能になるあたりからは主人公等魔法使いは後列で魔法、戦士は突撃して直接攻撃と攻撃のバリエーションが増え結構楽しくなってくる。しかも中盤に入ると強力な全体魔法が使えるようになりスカッとする。まぁ大半がそれまでに挫折しそうだが気にしないことにする…

折角なのでこれから始める人が挫折品ように少しだけアドバイスしておく。

MP切れ起こすと死亡確定なので敵のMPを吸い取る呪文スティルのは早いうちに覚えさせておこう。
魔法使いは前に出るな!!!速攻でで死ぬぞ!!!
ある程度レベルが上がっていると簡単に敵から逃げれるのでダンジョン内では逃げるを有効活用しよう。

ここまで開発途中と思われる粗が見られる理由として、このゲームを発売した翌日にホットビィ倒産したらしいね。金銭に余裕があったらもっと煮詰めたシステムになってたのかなぁ…

正直甘く見てもファンタジーRPG0.7と決して誉められる出来のゲームでは無い。しかし「星をみるひと」がSFRPG0.01だったことを考えると大変な進歩だ。俺も初めは「星をみるひと」クラスの出来を覚悟していたせいか上記のようにフォローを入れつつ楽しんでしまった。

しかしこれでは唯のB級RPGとしてレビューされることも無く。忘れ去られていた作品だったはずだ。だが俺の中ではこの作品は人には進められないが個人的には大好きなゲームになっている

ここまで好きなゲームになった理由はただ一つシナリオの良さだ。ネタバレはしない方向なので詳しくは言えないので簡単に説明すると「ヘラクレスの栄光3」「龍騎兵団ダンザルブ」風の複線を詰め込んで後半に爆発させるタイプのシナリオだ。

「ヘラクレスの栄光3」や「ヘラクレスの栄光3」のタイプのシナリオは俺の大好物なので非常に面白かった。弱いんだよなぁこのパターン…。若干仲間キャラが多すぎるのが気になるが、世界観の設定等の他の要素もしっかり出来ているし。本当このシステムの微妙さが信じられないくらいの出来だ。

ただゲームを発売した翌日に会社が倒産した影響か最後が物凄い唐突なのが勿体無い。本当は全4章のゲームだったのに第三章でエンディングなってしまい非常に物足りなさが残る。

フォローとして実はEND画面で数分待つと隠しシナリオとして第四章のラストダンジョンが始まるのだが、恐らく大半の人はこれに気がつかなかったのではないだろうかもしこの第四章に気づかずに終了した人は是非この第四章を遊んでくれ。この第四章がバズーの真骨頂なのだ。三章までに語られなかった謎がここで解けるのだ。今からでも遅くないやり直してくれ!!!

ただ本音を言うと第四章がラストダンジョンだけでは無く完全な形で遊ぶことが出来ていたら本気で傑作になったと思われるだけに非常に勿体無い。それが非常に心残りだ…

正直このゲームは自信を持って進めることは出来ない。もしこのゲームをプレイして不快になっても責任は取れない。ただしこれだけは言っておく

俺はこのゲーム大好きだ!!!


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